日経225先物・オプションの逆指値S注文
現在値を基準として、買いの場合は「以上」、売りの場合は「以下」の価格設定を行い、その価格に到達した時点で指定した注文を発注する注文です。
- NEOTRADE W(Web版)での発注方法となります。NEOTRADE R、NEOTRADE Sでは逆指値条件で「以上」「以下」を選択いただくことで、同様の発注が可能です。
- 逆指値Sの「S」はStop Order(SO注文)を意味しておりますが、逆指値Sは当社独自の注文ですので、J-GATEにおけるSO注文とは注文内容が異なります。予めご了承ください。
逆指値S(ストップ)注文の発注イメージ
- 逆指値条件価格を指定します。
- 指定した価格で逆指値注文がヒットします。
- 指定した執行条件で発注されます。
価格到達後に発注可能な執行条件一覧
執行条件 | 内容 |
---|---|
指値(指定なし) | 現在の価格よりも有利な条件で売買を行いたい時に、価格を指定する注文方法です。発注数量が一部約定して未約定数量が残る場合、残りの数量を引き続き有効とする条件です。 |
指値(FAK) | 現在の価格よりも有利な条件で売買を行いたい時に、価格を指定する注文方法です。発注数量が一部約定して未約定数量が残る場合、残りの数量を失効とする条件です。 |
指値(FOK) | 現在の価格よりも有利な条件で売買を行いたい時に、価格を指定する注文方法です。発注数量の全数量が約定しない場合、全数量を失効とする条件です。 |
成行(FAK) | 価格を指定せずに発注し、市場に出ている注文で一番条件が良く(買いであれば最も安く、売りであれば最も高い価格)、成立する可能性が高い気配値(最良買気配値、最良売気配値)に相対させる注文です。発注数量が一部約定して未約定数量が残る場合、残りの数量を失効とする条件です。 |
成行(FOK) | 価格を指定せずに発注し、市場に出ている注文で一番条件が良く(買いであれば最も安く、売りであれば最も高い価格)、成立する可能性が高い気配値(最良買気配値、最良売気配値)に相対させる注文です。発注数量の全数量が約定しない場合、全数量を失効とする条件です。 |
最大指値 | 価格を指定せずに発注し、自動的に値幅上限値(売りの場合は下限値)の指値を発注する注文です。 |
活用方法
逆指値Sの活用方法について解説します。
損失限定
保有する建玉について、相場が思惑と反対に動いた場合、損失を最小限に抑えたい。
取引例
10,050円で買建てしたが、9,950円まで下落したら決済してしまいたい。
※現在値:10,000円、執行条件:成行(FAK)を選択

利益確保
評価益の発生している建玉について、まだ様子をうかがいたいものの、相場が反転した場合にも利益を確保した状態で決済したい。
取引例
9,900円で買建てし、10,100円まで上昇した。更なる上昇を期待したいが、相場が反落した場合に備えて、10,000円で利益確定の売り注文を出しておきたい。
※現在値:10,100円、執行条件:成行(FAK)を選択

トレンド追随
保ち合い相場または、直近の高値・安値を抜けた場合を想定し、相場のトレンドが変わるタイミングで売買機会を確保したい。
取引例
直近の高値10,100円を上抜けたら、買建てして追随したい。
※現在値:10,000円、執行条件:成行(FAK)を選択

逆指値条件合致後の執行条件発注イメージ
【例】損失確定を狙う場合
10,050円で買建てしたが、相場が下落して9,950円まで下落してしまった場合
(A)のケース
執行条件部分は、[成行(FOK/FAK)、最大指値]から選択します。



(B)のケース
執行条件部分は、[指値(指定なし/FOK/FAK)]から選択します。
