目指せテンバガー!好業績銘柄8選

目指せテンバガー!好業績銘柄8選

目指せテンバガー!好業績銘柄8選

投資情報部 栗本奈緒実 鈴木 英之

2025/08/21

目指せテンバガー!好業績銘柄8選

8/18(月)、日経平均株価は史上最高値を更新。東京株式市場では、4-6月期の決算発表が一巡し、企業業績の先行き懸念が後退しました。

傘下の二次元コード決済のPayPayが米国で新規上場手続きを行うと発表したソフトバンクグループ(9984)などの値がさ株が上昇のけん引役となった格好です。また、米利下げ観測の織り込みも、引き続き相場の押し上げ材料となる中、週末のジャクソンホール会議の開催を前に、持ち高調整とみられる売りが発生しています。

株式市場全体にリスクオンムードが広がる中、東証グロース市場も8/19(火)まで4日続伸し、東証グロース市場指数は年初来高値を更新。8/19(火)の終値は1,037ptと、2023年6月につけた1,092ptに迫る水準まで上昇しました。中小型グロース市場では、8月第2週に決算発表が集中していたこともあり、好業績銘柄が上昇のけん引役となりました。

今回の「新興株ウィークリー」では、4-6月期決算で好業績を発表し、今後も成長期待が目指せる銘柄を抽出するため、以下のスクリーニングを行いました。

① 東証グロース市場に上場

② 時価総額100億円以上

③ 売買高移動平均(25日)が2万株以上

④ 8/4~8/15までで4-6月期の決算発表を実施

⑤ 4-6月期の売上高および営業利益が前年同期比10%以上増収増益

⑥ 会社計画の通期営業損益が赤字予想の企業は除く

⑦ 期初から、会社計画の通期売上高および営業利益の数値が下方修正されていない

⑧ QUICK Forecast 2.0予想の通期売上高・営業利益が会社予想数値より大きい

⑨ 取引所または日証金による信用規制・注意喚起銘柄を除く

図表の銘柄は、上記条件をすべて満たしています。掲載は、4-6月期の営業増益率が前年同期比で高い順です。

【参考】 8/12(火)~8/19(火)で株価上昇が大きかった東証グロース市場指数構成銘柄

■図表 目指せテンバガー!好業績銘柄8選

コード 銘柄名 株価
(8/19・円)
4-6月期営業増益率
(前年同期比)
4-6月期増収率
(前年同期比)
4013 勤次郎 1,103 148.4% 25.7%
4374 ROBOT PAYMENT 2,835 92.3% 20.1%
4475 HENNGE 1,860 71.6% 29.8%
4377 ワンキャリア 2,753 48.4% 42.8%
5038 eWeLL 2,940 40.1% 34.5%
5139 オープンワーク 1,289 28.0% 33.3%
3900 クラウドワークス 1,090 24.5% 34.7%
5253 カバー 2,300 16.5% 50.1%
  • ※会社発表データ、Quick Workstation Astra ManagerデータをもとにSBI証券が作成

一部掲載銘柄を詳細に解説!

■ROBOT PAYMENT(4374)~決済サービスを一括で提供。高い参入障壁・安定した収益基盤が強み

★日足チャート(1年)

★業績推移(百万円)

■決済サービスを一括で提供

インターネット取引において、通販事業者等の決済を代行するサービス等を行っています。

主力サービスである「サブスクペイ」は売上高(24.12期)の61%を占めています。2000年の創業時から「インターネット決済サービス」を提供しています。決済事業者(クレジットカード会社や銀行等)と、決済を利用したい企業・加盟店をつなぎ、決済・顧客管理・課金システム等の決済サービスを一括で提供しています。当社は企業や加盟店から、初期導入時収益の他、加盟店売上高に対する料率課金、決済処理件数に応じた課金、システム利用料等の形で収益を得ています。当事業売上高の約98%は将来も継続的収益が期待できる「リカーリング売上高」となっています。

売上高(24.12期)の38%を占める「請求管理ロボ」は2015年から提供されているサービスです。これまで企業が手作業で行ってきた請求業務(請求・集金・消込・催促等)や債権管理までを一気通貫で自動化します。この事業も売上高の約98%がリカーリング収益となっています。

■高い参入障壁・安定した収益基盤が強み

通常であれば、企業や加盟店がカード会社と個別に様々な契約を締結しなければなりません。しかし決済代行会社である当社がクレジット会社と「包括代理店契約」を結ぶことで、企業や代理店は大きく手間を省くことができます。

しかし、決済代行会社はゲートウェイシステムの構築や24時間体制のシステム保守、セキュリティ対応、オペレーション、法律・業界ルール対応等、クレジット会社が認める多くの基準を果さねば、包括加盟店にはなれません。通常は、契約締結に3~5年は必要とみられ、このことが高い参入障壁になっています。

こうした外部からの参入に高い障壁を有していることや、リカーリング収益主体の安定性、特定顧客への依存度が低いこと、外部環境が変化しても売上が乱高下しない顧客構造等が当社の強みと言えそうです。

25.12期業績予想を上方修正

8/12(火)に発表された25.12期2Q累計(25.1~6月期)決算では売上高15.6億円(前年同期比19%増)、営業利益3.8億円(同65%増)と増収増益でした。主力の「サブスクペイ」で、決済取扱高が伸び、顧客単価も向上しました。

これを受けて会社側は25.12期業績予想を上方修正しました。

・売上高 31.5億円→32.0億円(前期比15%増)

・営業利益 6.1億円→6.8億円(同43%増)

1株配当については23.12期までは無配でしたが、24.12期に1株15円を実施。25.12期は期初20円の予想でしたが、好調な2Q決算を受け、1株22円に上方修正されました。

当社が発表している「月次売上高」では7月は2.75億円(前年同期比17.4%増)となっており、下期も順調なスタートを切っていると見受けられます。

株価は決算発表を行った8/12(火)に3,000円の年初来高値を付けた後は一服状態です。ただ、会社予想EPS(1株利益)120.96円に対する予想PERは23.4倍(8/18)の計算です。業態が類似しているGMOペイメントゲートウェイ(3769)の34.3倍(同)との比較では、事業規模の違いはありますが、ディスカウントになっています。

■オープンワーク(5139)~転職系口コミサイトで成長。上場来、堅調な業績成長

★日足チャート(1年)

★業績推移(百万円)

■信頼性の高い転職系口コミサイトを運営

日本最大級の転職系口コミサイトを運営する企業です。サイトで得たユーザー情報を基に、人材紹介業や企業データ提供を行っています。

企業情報の口コミサイトが多数ある中、OpenWorkの強みは、実際にその企業で1年以上正社員または契約社員として勤務した人のみが投稿できるという厳格な投稿基準を設けている点にあります。投稿はすべて一律のガイドラインに基づき厳正に審査されており、事実確認されていない投稿等は掲載されません。

主なセグメントは以下の通りです。

▸OpenWork事業(24.12期の売上高構成比29.3%)

「社員クチコミ」を閲覧するためは、クチコミ投稿か、有料会員登録1,800円/月(税別)のどちらかが必要となります。同事業での収益源は、有料の月額課金収入と、同社が紹介する人材サービス等に登録した際に発生する紹介料収入です。

▸OpenWorkリクルーティング事業(同68.3%)
収益源は、求人募集企業が支払う、契約期間中の基本利用料120万円/年と、採用決定時の報酬(中途採用70万円/人、新卒採用30万円/人)です(OpenWorkリクルーティングHPより、2025/8/19時点)。求人募集企業は同社サービスの登録者に対し、中途1万通/新卒1万通のスカウトメッセージを送信することができます。また、人材紹介エージェント経由でも成功報酬は得られる構造です。登録者数や契約企業数の増加を背景に拡大を続けており、同社業績成長の主力ドライバーとなっています。

その他(同2.4%)は、クチコミデータを加工し、国内外の資産運用会社にオルタナティブデータとして提供などを行っています。

リンクアンドモチベーション(2170)が親会社で、同社株式の51%超を保有しています(24.12期末時点)。

■上場来、堅調な業績成長が継続

21.12期から一貫して増収かつ各利益項目の増益が継続しています。

直近業績は、今期2Q時点(25.1-6月期)で売上高(営業収益)22.6億円(前年同期比33%増)、営業利益8.3億円(同78%増)と増収増益となりました。営業利益は通期計画に対する進捗率が74%に上り、広告費などの投資計画の見直しが寄与したと会社側は説明しています。

各サービスの売上高はすべて、計画より上振れました。主力のOpenWorkリクルーティングは入社人数・単価とも好調です。各種KPI(ユーザー登録、クチコミ数、求人募集の契約社数など)も、いずれも右肩上がりでの推移でした。

同決算発表後、株価は大幅高となり、2023年以来の高値水準に位置しています。次回の3Q決算発表でも強いモメンタムを維持できるかに注目が集まります。

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