❶CFD取引の魅力とは?
CFD取引は、日経225先物取引のように取引所に上場している商品を売買する取引所取引では無く、証券会社等との相対取引になります。
CFD取引は取引所取引と異なり、個別株や株価指数、商品先物などを同一口座内で取引できるのが大きな魅力の一つです。
通常、外国株や、外国の株価指数などを取引するためには、それぞれ専用の口座を開設する必要があるほか、投資資金もそれぞれの口座で管理することになりますが、CFDでは複数の対象資産への投資を単一口座で管理ができます。
例えば、SBIネオトレード証券では、日本225や米国株指数(米国30、米国100、米国500)、米国の個別株(APPLE、TESLAなど27銘柄)にCFD口座で投資できますので、単一口座内で日本株と米国株のアセットアロケーションを容易に実現することが可能です。
❷注文種類が豊富で戦略性が高い
日経225先物取引は国内株と同様の板寄せ方式で価格が決まる為、他の投資家が発注した注文の合計が板画面に表示されます。一方、CFD取引は相対取引の為、他の投資家の注文などは表示されず、リアルタイムの買値(Ask)レートと売値(Bid)レートが表示される2way方式で取引されます。
そのため、日経225先物取引をメインに取引されていた投資家にとっては、売買をしづらい印象を持つかもしれませんが、ネオトレードCFDでは、日経225先物取引で実装されていない便利な注文ができるようになっており、戦略的な取引を実現することができます。
(戦略例1)雇用統計発表後の価格急変リスクを避けて直前に注文を取り消す
⇒注文の有効期限を時間で指定する。
米国の雇用統計が10/6の21:30に発表される予定。値動きが激しくなると想定外の価格で約定する可能性が高くなるので発表前に注文を取り消したい。
注文指定の際に、10/6の21:25を期限に指定し、対策を行った。
(戦略例2)急な変動に備えて、期限を設けずに決済注文を入れる
(戦略例3)トレンド抜けでポジションを仕込みたいので、買い注文を期限なしで入れておく
⇒注文の有効期限を無期限に設定する。
日時指定以外に、注文期限を無期限に設定しておくことができる。
長期的な視野を踏まえて注文を出しておくことも可能。
(戦略例4)現状利益がでているので、トレンドが反転したら、ポジションを早めに手仕舞う
⇒トレール注文を活用する。
リアルタイムの価格変動に応じてシステムが自動的に注文価格を訂正する逆指値注文のことをトレール注文と言う。
買い建玉の決済注文で利用した場合、上昇局面では市場価格の上昇に逆指値価格が追従するが、トレンドが変わり反落した際に、予め設定しておいたトレール幅以上に価格が下落するとポジションが決済される。
(戦略例5)トレンドが反転したタイミングでドテン注文を入れる
⇒FIFO注文を指定して注文する。
FIFO注文は、ストリーミング(成行)注文のオプションとして設定できる。
FIFOを設定して注文を出すと、反対ポジションを保有している場合新規注文されず、保有している古い反対ポジションから順に決済される。
ポジション数を上回るFIFO注文がされた場合は、保有しているすべての反対ポジションが決済処理され、
余った枚数分は新規注文される。
これを「ドテン注文」と言う。通常はポジション決済と新規注文を行う必要があるが、トレンドの反転時に迅速に対応することができる。
❸最低数量あたりの必要証拠金が低い
また、取引に必要な最低数量あたりの必要証拠金も、日本225が3,000円強、米国500で6,000~7,000円、米国100で20,000円強、米国30で50,000円強(2023年9月8日現在)と、日経225先物(ラージで170万円、ミニで17万円前後)に比べて低く、米国個別株でも数百円~数万円で取引を行うことができます。
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また、口座維持率が取引ツールの画面上に常に表示されているので、リスク管理もしやすい仕様となっております(スマホアプリではホーム画面に証拠金維持率として表示)。
【参考】日経225先物取引との相違点
その他、CFD取引では日経225先物取引と異なる点があります。
・取引コスト
CFD |
日経225先物 |
手数料なし ※ロスカット手数料あり ※別途、金利・権利調整額の受払が発生します スプレッド差が実質コスト |
手数料あり |
・ロスカット制度
CFD |
日経225先物 |
証拠金維持率100%を下回ると自動決済 ※150%、120%でアラート通知あり |
なし。逆指値等を設定していないと損失が急拡大するおそれあり |
・取引可能時間
CFD |
日経225先物 |
米国の上場商品を原資産としている為、米国の祝日は取引不可。 日本の祝日は米国市場が空いているので取引可能 |
祝日取引も解禁されたが、証券会社によっては対応していない会社もあり。 |
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