ロスカット|CFD|SBIネオトレード証券

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ロスカット

ロスカットとは?

ロスカットとは、お客様の保有建玉の含み損が拡大して、当社が規定する証拠金維持率を割り込んだ時点で、全保有建玉を自動的にロスカット(強制決済)する仕組みです。ロスカットが実行されると、受注済み注文は全て自動的に取り消し処理が行われ、全ての建玉のロスカットが完了するまでの間は、入出金のほか新たな発注も制限されます。
なお、証拠金維持率の計算は商品区分口座(CFD指数口座、CFD個別株口座)毎に行います。

※証拠金余力を全てまたは証拠金維持率(口座維持率)が100%に近い状況まで利用してポジションを建てた場合は、相場状況により建てた直後や短時間でロスカットが発動される可能性が高くなりますので、ポジション管理および資金管理には十分にご注意ください。

ロスカット水準 証拠金維持率:100%
通知 証拠金維持率が150%、120%に到達した時点で、取引画面、メールにてアラート通知(アプリをご利用されている場合は、携帯への通知)を行います。ロスカットを避けるにはCFD取引口座へ入金し総資産額を増やす、または銘柄売却等が必要となります。
影響範囲 ロスカット処理は口座単位で実施されます。そのため、例えばCFD個別株口座側でロスカットが発生した際は、CFD指数口座の建玉に対しては何も行われません。

ロスカットの計算例

ロスカットの計算例❶:日本225の場合

日本225がどれくらい下がったらロスカットされるのか?

取引前提条件:証拠金残高10万円、日本225を10枚買い建て保有、建て単価30,000円

  1. 必要証拠金を算出
    30,000円×10%(レバレッジ10倍)×10枚=30,000円
    ※CFD取引価格が下がることで必要証拠金は下がりますが、ここでは考慮しません。

    本番環境では、必要証拠金は下記の場所に表示されています。

    【WEB版の場合】
    PC版 ※スマートフォン版は発注画面の注文数量欄の下に表示されます。
  2. 証拠金維持率100%の水準を算出
    預託証拠金残高が30,000円の時、証拠金維持率が100%になるので、評価損が70,000円を超えるとロスカットになる。(100,000円-30,000円=70,000円)
    実際の証拠金維持率の確認方法はこちら
  3. 日本225の損益計算方法
    (売値-買値)×保有枚数 = 損益
    売値を調べるには・・・
    (X-30,000)× 10 = -70,000
    X = 23,000
    ※日本225は円建ての商品ですので、ドル円レートの計算は不要です。
  4. 結論
    日本225が7,001円下がった(22,999円になった)時、ロスカットされます。
    ※保有数量が増えれば増えるほど、評価損益の変動が大きくなるため、証拠金残高に対して自己のリスク許容度に見合った数量を建てることが肝要です。なお、証拠金維持率が150%、120%をそれぞれ下回るタイミングでアラートメールが自動送信されますのでご参考ください。

ロスカットの計算例❷:米国30の場合

米国30がどれくらい上がったらロスカットされるのか?

取引前提条件:証拠金残高10万円、米国30を0.1枚売り建て保有、建て単価30,000ドル、米ドル円150円

  1. 必要証拠金を算出
    30,000ドル×10%(レバレッジ10倍)×0.1枚×150円(米ドル円)=45,000円
    ※CFD取引価格やドル円が変動することで必要証拠金は変化しますが、ここでは考慮しません。

    本番環境では、必要証拠金は下記の場所に表示されています。

    【WEB版の場合】
    PC版 ※スマートフォン版は発注画面の注文数量欄の下に表示されます。
  2. 証拠金維持率100%の水準を算出
    預託証拠金残高が45,000円の時、証拠金維持率が100%になるので、評価損が55,000円を超えるとロスカットになる。(100,000円-45,000円=55,000円)
    実際の証拠金維持率の確認方法はこちら
  3. 米国30の損益計算方法
    (売値-買値)×保有枚数 ×ドル円レート = 損益
    買値を調べるには・・・
    (30,000-X)× 0.1 × 150 = -55,000
    X = 33,667ドル(小数点以下切り上げ)
  4. 結論
    米国30が3667.1ドル上がった(33,667.1ドルになった)時、ロスカットされます。
    ※保有数量が増えれば増えるほど、評価損益の変動が大きくなるため、証拠金残高に対して自己のリスク許容度に見合った数量を建てることが肝要です。なお、証拠金維持率が150%、120%をそれぞれ下回るタイミングでアラートメールが自動送信されますのでご参考ください。

証拠金維持率の確認方法

証拠金維持率の確認方法❶:画面上部

ネオトレードCFDにログイン後、画面上部にある『口座維持率』の表示が証拠金維持率に該当します。この例の場合、CFD指数口座の証拠金維持率が2,391%となっています。

証拠金維持率

証拠金維持率の計算方法は以下の通りです。

【計算式】

証拠金維持率(%)
総資産÷ポジション必要証拠金×100
総資産
預託証拠金残高+評価損益+未受渡確定損益

※各数値は、口座照会画面にてそれぞれご確認いただけます。


証拠金維持率の確認方法❷:口座照会

口座照会から詳細情報をご確認いただけます。

1. 左メニューより「口座照会」を選択します。

証拠金維持率

2. お客様の資産状況や証拠金状況等が確認できます。
 リアルタイム維持率(証拠金維持率)が100%(ロスカット水準)を下回った場合、該当する商品区分口座はロスカット状態となります。

証拠金維持率

CFD取引に関するリスク及び手数料等について

  • CFD取引は、その取引金額がお客様の差し入れるべき証拠金の額に比して大きいため、大きなレバレッジ効果を得られる反面、多大な損失を生じるおそれがあり、かつ、相場状況によっては、その損失の額が取引金額を上回ることがあります。
  • CFD取引は、原資産である国内外の株価指数・株式、およびその他指数等の価格の変動、為替レートの変動、または金利調整額、権利調整額の支払により損失が生ずるおそれがあり、かつ、その損失の額が差し入れた証拠金の額を上回ることがあります。
  • CFD取引の必要証拠金額は、指数CFDは各建玉の対価の額の10%、個別株CFDは20%に相当する円価格です。(必要保証金の額の5倍~10倍のお取引が可能です。)必要証拠金の計算にはその時点のCFDの価格、及び原資産が外貨で取引されているCFDの場合にはその時点の為替レートが用いられるため一定ではありません。なお、為替レートは当社指定のレートを用います。
  • 取引価格には、売値と買値に価格差(スプレッド)があり、スプレッドは相場急変時等に拡大する場合があります。
  • CFD取引においては、ロスカットルールを導入していますが、相場状況の変動等により、ロスカット価格がロスカット基準適用時の価格から大きく乖離し、想定を上回る損失が生じるおそれがあり、かつ、相場状況によっては、その損失の額が差し入れた証拠金の額を上回ることがあります。
  • CFD取引の取引手数料は無料です。ただし、ロスカットにより建玉が決済される際は、指数CFD取引は最小単位毎110円(税込)、個別株CFD取引は最小単位毎55円(税込)のロスカット手数料をお支払いいただきます。取引手数料以外に金利調整額、権利調整額の受払いが発生する場合があります。その他、手数料等の取扱いにつきましては「CFD取引の手数料・諸費用等」をご確認ください。
  • お取引の際は、契約締結前交付書面およびSBIネオトレード証券WEBサイトの当該商品ページ等をご覧いただき、内容を十分にご理解の上、ご自身の判断と責任においてお取引ください。

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