社員インタビュー

A.Mさん
コンプライアンス部
1983年入社
社員インタビュー
Q.職歴について教えてください

A.私が新卒でこの会社に入社したのは昭和58年4月です。最初の配属先は債券部で、当時は国債や割引金融債というものを管理していました。今でいう商品課の仕事ですね。その後、インターネットの普及にあわせ、インターネット事業室を私と部下の2名体制ではじめました。今のように自動で注文してくれるシステムはなく、伝票の処理などは全部手作業でやっていました。その後も、システムに関わることが多く、システム系の部署に異動し、取引だけではなく会社全体のシステムを見るようになりました。以降は兼任で業務部長などを経て現職のコンプラ部長、取締役になりました。

Q.当社の良い点、悪い点を教えてください

A.社歴が長い私から見ると、この会社の良いなと思うところは、大きい組織では無いので意思決定が早く、コミュニケーションが密に取れるところです。働いている人が少ないからこその利点ですね。ただし、平均年齢が高いところは改善の余地があります。

私も今年定年なので、周りを見渡すと40代~50代が多いのは問題ですね(笑)。 昔は、40代で管理職に就く人が多くいましたが、採用が止まっていた時期が長く、そのまま10年以上が経過し、年齢層が高くなってしまいましたので、若い人を積極的に採用して欲しいと思います。

Q.現在の課題について教えてください

A.現在、金融業界ではAML/CFT対策(マネーロンダリング・テロ資金供与態勢強化)が重要課題として監督当局から対応を求められています。これは、当社の対応だけでは無くお客様にご協力いただく必要もあるので、全社的な対応が必要になっています。
また、確実に対応を進め根付かせることが必要ですが、全社員に十分に制度や目的を理解して頂くことがコンプライアンス部として大きな課題と感じています。

課題達成には、やはり積極的に皆さんに働きかけていくことが必要です。日々の業務や研修、指導の中で、皆さんに伝えていくという事が重要ですので、少しでもお役に立てるよう可能な限り、頑張って伝えていきたいと思います。

今後当社は、SBIという大きい冠がついたことで前に比べたらできることが増えました。増やしてきたというのが正解かもしれません。SBI証券に追いつくということは難しいですが、一芸に秀でると言うのでしょうか、尖ったところを狙うというか。SBI証券のように規模が大きい組織体ではできない、小回りが効いた大手では実現が難しい点を突き詰めていくことが求められていると思います。

N.Sさん
カスタマーサポート課
2022年入社
社員インタビュー
Q.職歴と転職理由を教えてください

A.前職は百貨店でタオルや室内用の小物販売の接客をしておりましが、勤めていた会社のビルが改修することになったことを契機に新たなことにチャレンジしたいと思い、転職を決意しました。
最初は業種を絞っておらず、給与と休日(土日祝休み)、転勤の有無を重視して探していました。大学が経済学部だった為、知識を活かせる業種とは何かを考え、一念発起して金融業界にチャレンジをすることにしました。
面接も最初が社長で、その次に課長・部長でしたので、普通の面接の流れと違った点は驚きました。ちなみに最終面接も最終面接感が無かったのは印象的でした。

Q.現在どういった職務をされていますか?

今はカスタマーサポート課としてお客様からの問合せメールや電話の問い合わせ対応を行いながら、メールマガジンの作成なども実施しております。前職の経験もありましたので、お客様との会話も物怖じせずに対応できていると思います。その他に、信用取引やCFDの与信口座開設の初期審査も行っています。

課題は、株取引に関する知識がまだ不十分な点が挙げられます。自主的な勉強はもちろんですが、お客様からのお問い合わせで学んでいくことも多いので、日々、新たな知識を吸収しながら効率よく成長をしていきたいと思います。
入社してからは証券外務員一種の資格を取得しました。また、日常業務を通じてPCスキルも向上しました。最初はキーボードのショートカットを使うこともありませんでしたが、効率的な業務を進める為に工夫をしていく中で、上司からもアドバイスをもらいながら着実に力をつけてこられました。株の取引に関する知識以外に、去年は旧NISAから新NISAへの制度変更があり、FAQ更新や課内研修、顧客へのロールオーバー廃止のお客様への案内なども任されたこともありNISAについては詳しくなりました。その他、お客様から相続等のお問合せをいただくこともあるので、税金に関する知識も増やせています。
職場環境ですが、カスタマーサポート課は面白い人が多く、年齢が近いこともあり(平均年齢は課長を除き30歳前後)、お互いストレスなく話せる環境です。気兼ねなく話せるのもあり、人間関係に不満はありません。

社員インタビュー
Q.最後に金融業界にチャレンジされる方へのメッセージをください

最後に金融業界への就職・転職を考えている方に伝えたいこととしては「金融業界は思っていたより難しくない」ということです。金融=激務、“忙しい“のイメージは皆さんあると思いますが、未経験の私がこなせています。もちろん、やることが無く暇になるといったことはありませんが、激務と感じることはありませんので、是非チャレンジしてみてください。

Y.Tさん
リテール事業部 総合企画課
2003年入社
Q.入社から現在までの職務経歴等を教えてください

私は2003年に新卒として入社して、株のリテール営業から社会人生活を開始しております。当時は日経平均が8000円台まで下がっていたので、お客様の株に対するイメージも悪くきつかったですね。ルート営業では無く完全な新規開拓でしたので、来る日も来る日も電話をかけてはアポイントを取っての繰り返しを1年半くらい実施してきました。その後、海外子会社に異動し、3年半程、シカゴとニューヨークの商品取引所で、商社の注文を受注しつつ、市場レポートを作成しておりました。日本に戻ってきてからは、グループ内のTOB処理や、M&Aの仲介などを経験した後、現在課長として管轄している部署と同じ業務に就き、マーケティングや企画、ホームページの運営などを開始しております。お客様を知る必要があるという経営層の考えもあり、約2年程、顧客対応を行うカスタマー部署と兼務をしていた時期がありましたが、今でもこの経験が企画やコンテンツ作成、ツール開発等を進める中で活きてくることも多いですね。

Q.お仕事の中で難しいと思うことはどういったところですか?

マーケティングも企画も正解があるものでは無く、グループにSBI証券というネット証券業界No.1の存在があるので、どのように差別化を図り、当社の特色を出していくかに苦心しています。また、SBIグループでは中途採用が多いですが、業界未経験の人も多く、金融の知識レベルもまちまちですので、教育の部分は一筋縄ではいかないことも少なくありません。
また、マーケティングにおいてもECサイトのようにモノがあるわけではなく、どうしても数値でのアピールになりがちですが、昨年にSBI証券がゼロ革命を発表するなど、コスト競争が激化しており、差別化をどう表現していくか日々頭を悩ませています。

Q.当社の特徴をどうお考えですか?

SBIグループは、とにかくスピードが速いです。常に2歩・3歩先を考えて行動していかないといけませんので、息をつく暇がありません。普段の業務でもいかに無駄を省いて効率よくできるか、常に考えて行動しております。
また、チャレンジをしようとする人への経営層の寛容度が高いのも特徴だと思います。社長との距離も近く、提案も会議を待ってするのではなく、粗削りでも良いのでまずは提案して、早めに進めて欲しいと言われています。もちろん、ダメ出しを貰う事もありますが、何度も提案を重ねるうちに、指摘されることも少なくなり、任せると言われた時はうれしいですね。

Q.この会社に入って良かった点があれば教えてください

努力して実績を積めば、正当に評価をしてもらえるのは、当たり前かもしれませんが、とても良いと感じています。SBIグループ入り前は役職も固定化されて上がらず、社員数も少なかった為、マーケティングやホームページ運営等をほぼ一人で取り仕切る状況でしたが、 SBIグループに入ってからは、中途社員の採用や外部委託の活用などもあり、今ではルーティン業務に追われて新しい企画を考える時間を取れないような状態も解消しており、役職も実績に応じて引き上げて貰っています。
職位が上がる際に受けられる研修もありますが、私が昨年受けた上級管理職研修では、SBI大学院大学で1年に亘りMBAの基礎授業を受講しております。独学では難しい経営に関する実践を想定した講義内容で、管理職になって悩んでいた組織運用にもとても役に立つ内容でした。私が受けた研修以外にも、一定の職位になると受けられる研修もありますので、これから自身のスキルを磨いていきたいと考えている方にはとても魅力的だと思います。 実は、SBIグループに入る前は転職も考えていましたが、正当な評価制度はもちろん、成長の機会も多く、チャレンジがしやすい環境ですので、より高みを目指して頑張っていこうと思っています。

Q.個人としての課題があれば教えてください

個人としての課題ですが、マーケティング部門を任せられる人員を育て切れておらず、プレイングマネージャーの状態が続いていることですね。当社の中途社員は、金融業界自体が未経験の方の方も多いのですが、マーケティング部門で現在働いている中途社員も金融業界未経験です。入社後は証券外務員の資格を取得する一方で、マーケティングや株式投資に関する知識は日々の業務を通じて教えていますが、0からのスタートですので理論を実践に結び付けるのに時間がかかります。とはいえ、入社当初からは提案の幅や、業務スキルも向上していますし、新たに課に配属された社員にも教える立場になっていますので、成長を実感できていると思っています。今後は、どうやったら早期に理解ができる教育プログラムができるか、課員と相談をしながら、改善を図っていく想定です。

Q.会社全体としての課題があれば教えてください

会社全体の課題としては、所属部署以外の業務について把握できる人材が不足している点が挙げられます。現在管理職にいる社員は、勤務経験が長く複数の部署経験がありますが、中途社員についてはまだ複数部署を経験した人材が少なく、他部署との連携強化や業務影響といったことに考えが及ばないことがあります。現在は複数部署の兼務も増えてきているほか、今後は他部署への短期配属等も計画があり、俯瞰的に会社を見られる人材を育てていくことを検討しております。

I.Yさん
コンプライアンス部 売買審査課
2022年入社
Q.前職はどんなお仕事をされていましたか?また、転職をされたきっかけ等があれば教えてください

私は、前職は保育士として、0歳児と2歳児のクラス担任をしていました。
とても充実した時間でしたが、専門的な力だけではなく、社会に出て自分に他のことができるのか試してみたいという思いが強まったのが転職のきかっけでした。
当時の園長先生に打ち明けると、「自分の人生だから。挑戦したいという気持ちがあるのなら、応援します。」と優しく送り出してくださいました。

ネオトレに入社したきかっけは、転職サイトを利用しており、ネオトレからスカウトがあった事でした。異業種・未経験からの転職だった為、チャンスを絶対に逃したくないと思い、そこからは他の会社は見ずに、ネオトレだけの面接対策をしました。
実際には、想定していない質問が多くあった記憶があります。
特に覚えているのが、「保育士とコンプライアンス部の業務で共通していることはありますか」という質問です。
保育士は他機関からの要請に対しても臨機応変に対応していかなければならない為、そういった部分を見てくれていたのではないかと思います。

選考の結果、コンプライアンス部員として採用いただき、現在は不公正売買が行われていないか売買審査をして、市場の公正性を保つ仕事をしています。その他にも、新人研修や、社員のコンプライアンス研修等を行っています。

Q.入社後の業務内容および教育プログラムの感想を教えてください

入社してからは証券外務員一種、AML/CFT証券スタンダードコース、内部者管理責任者の資格を二か月で取得しました。未経験だからこそ早く知識をつけたい、頑張って少しでも出来るところを見せたいという気持ちが強かったです。
株の知識は正直0に近しかったのですが、上司が一対一でついてくださり、初歩的な事から、金融業界の事、たくさんの事を教えていただきました。役職員の皆様が、私の理解度に合わせて言葉を選んでくださったので、辛くて大変だ、全くわからないと感じたことは一度もありませんでした。

この会社で働いていて良いと感じるところは、役職者の方にも相談しやすいところや、一人ひとりをきちんとみて、評価やフォローをしてくれていることだと思います。
課題はまだまだ属人的な仕事があることでしょうか。私を含め、若い世代がどんどん育っていかないといけないなと思います。
現在は主任という役職を頂き、業務知識もだんだんと増えてきました。これまでは自身のスキル向上に目を向けてきましたが、今後はさらに会社全体の知見の向上に働きかけていく事を意識したいと思っています。

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