逆指値M注文とは?
逆指値注文のひとつで、買いの場合は「以下」、売りの場合は「以上」を選択するため、指値と非常に似ている注文方法ですが、指値注文と大きく違うのは、条件を満たしたときに「成行注文」が選択できる点です。
注文は「時間優先の原則」に沿って約定しますので、市場で指値価格を付けたからといって、お客様の順番が回ってこないと約定しない場合があります。
成行を逆指値M条件を付けて発注した場合、市場で条件を満たした瞬間に成行注文が発注されますので、約定する確率がぐんと上がります。
逆指値MはNEOTRADE W(PC Web版)及びカブ板®・ネオトレAPIで使用している名称です。
NEOTRADERでは、逆指値条件で「以上」「以下」を選択することで同様の注文を発注いただけます。
注文の仕方
具体例に沿って操作の説明を行います。
どんな時に使うの?
指値注文では約定しなさそうな時






どんな時に使うの?
指値注文では約定しなさそうな時






【逆指値注文を発注する際のポイント】
取引所では、価格条件が同じ場合、発注時間の早い注文から約定をさせる「時間優先の原則」というルールがあります。
逆指値注文が、逆指値条件に合致するまでは当社のサーバーで待機をさせておき、条件合致後にあらかじめ決めておいた執行条件(成行・指値)を発注します。
そのため、逆指値条件後の執行条件には、以下の特徴がありますので、発注前に必ずご確認ください。
■成行注文■
成行注文は、「約定させたい価格」よりも「約定させることを優先」する注文です。
逆指値条件合致後に「成行」が発注されますので、例えば前場の引けで逆指値条件に合致した場合、後場の寄付で約定しますが、後場の寄付は前場の引け値と同じ価格にならない場合がありますので、市場の動きによっては、逆指値価格から大きく乖離した価格で約定する場合があります。
■指値注文■
指値注文は、約定してもよい価格の限度を決める注文です。
指定した上限(または下限)を超えるようなら約定は望まない場合に使用します。
成行注文とは違い、約定してもいい限度を決めるため著しく不利な価格で約定することはありませんが、逆指値条件と指値価格が同値または近い場合で、価格が急落または急騰しますと、逆指値条件には合致しても、指値条件に合致せず未約定となる場合があります。
注意事項
- 逆指値条件到達後の執行条件は「成行」「指値」からご選択いただけますが、価格変動の大きな銘柄や出来高の少ない銘柄で「成行」をご選択いただいた場合、予想以上に高い(安い)価格で約定することがあります。
- 逆指値条件の設定価格によっては、意図しない注文が発注される場合がございます(例:買いの場合に現在の価格以上の価格を逆指値条件に指定、売りの場合に現在の価格以下の価格を逆指値条件に指定する等)。
- NEOTRADER(PCダウンロード版)の発注板または発注板ALL画面から逆指値注文を発注される場合、逆指値条件の「以上、以下」の判定基準は発注時間によって異なります。詳細についてはFAQをご参照ください。
よくあるご質問 - 逆指値注文において、取引所などの規制が発表される前に発注した注文(期間指定注文含む)は逆指値価格に到達した時点で注文が「失効」になります。また、権利確定日発生前に権利付き最終日を跨ぐ注文を期間指定注文で発注されていても、権利付き最終日以前に逆指値価格に到達した時点で注文が『失効』になりますので、ご注意ください。