IFDO(アイエフディー・オー、イフダン・オー、イフダン・オーシーオー)注文
IFD注文とOCO注文を組み合わせた注文方法で、新規注文(親注文)と同時に2つの決済注文(利益確定と損切りの2つの子注文)を発注します。IFO(アイエフオー)注文またはIFD-OCO(イフダン・オーシーオー)注文と呼ばれることもあります。
一つ目の注文(親注文:IF側)が約定すると、OCO注文(子注文:DONE側)が発注されます。買付注文(新規建て注文)と同時に利益確定の注文と損失限定の逆指値S注文の予約ができるので、チャートの転換ポイント付近での値段設定を行うなど、お客様の取引ルールに沿った注文を実現できます。
設定可否 | 注文の種類 |
---|---|
親注文(IF側)で選択できる執行条件 | 成行、寄成(成行+寄付)、引成(成行+引け)、指値、寄指(指値+寄付)、引指(指値+引け)、不成(指値+不成)、逆指値S注文(成行、指値) |
子注文(DONE側)の注文1で 選択できる執行条件 |
価格指定(指値、不成)、値幅指定(指値、不成) |
子注文(DONE側)の注文2で 選択できる執行条件 |
逆指値S注文(成行、指値、値幅指定-成行) |
注文例1(指値+OCO)
相場見通し
現在値【1,000円】の銘柄が【970円~1,100円】のボックス相場を形成しており、同相場が続くと予想
戦略
【980円】付近で買い注文をいれておきたいが、日中は相場を見続けていられないので、約定後はOCOを自動で発注できるようにしておきたい
注文方法
ボックスの天井手前の【1,090円】で利益確定の売り注文、ボックスから外れた場合の損切り注文を【950円】でOCO注文として設定してIFDO注文を発注

注文例2(寄成+OCO(値幅指定))
相場見通し
NYの株式市況が上昇しており、翌日は日本株も上昇すると予想。ただし、翌日の日本時間には経済指標の発表があり、発表内容次第では下落の懸念が残る
戦略
発表時間は10時なので、寄付は騰勢が強いと思われるので、寄付きで購入して、OCO注文で利益確定の売り注文と、損切り注文の予約をしておきたいが、通常のOCO注文では始値が跳ね上がった場合、OCO注文の利益確定売りの指値価格を超えてしまう懸念があるため、値幅指定を行って注文することにした
注文方法
寄り付きは成行で買い注文(寄成注文)を発注して、同注文の約定値に対して、利益確定【+20円】、損切りの逆指値【-10円】のOCO注文が自動発注されるように設定してIFDO注文を発注

注意事項
- 子注文は、親注文の数量が全量約定した時点で発注されます。部分約定では発注されません。
- 子注文で、逆指値条件達成後の執行条件を「成行」にされた場合、価格変動の大きな銘柄や出来高の少ない銘柄では予想以上に高い(安い)価格で約定することがあります。
- 注文期限を指定された場合、親注文では成行注文、指値注文、逆指値注文のいずれかをご指定ください。
- 注文期限を指定された場合、子注文では指値注文、逆指値注文のいずれかをご指定ください。
- 子注文で設定された発注価格が銘柄の値幅制限を越えている場合、同注文は発注時点でエラーとなり、失効(キャンセル)されます。
- 逆指値(親注文・子注文共通)条件が大引け価格で達成された場合、条件達成後の自動注文が発注できず失効(キャンセル)されます。 期間を指定されている場合でも、自動注文内容は翌営業日に引き継がれないため、改めて発注をいただく必要があります。
- 子注文で「値幅指定」を選択された場合、OCO2では逆指値条件達成後の執行条件は成行のみとなります。