信用取引とは
信用取引とは、現金や株式等を証券会社に担保として預けて、株の購入資金を借りたり、空売りを行う為に株式を借りる取引のことを言います。担保として預けた現金や株券等は委託保証金と呼び、預けた金額の約3.3倍までの売買を行うことができます。なお、担保として預けた株式等は代用有価証券といいます。信用取引は取引ルールによって2種類に大別されます。制度信用取引は、取引所の規則で定められたルールに従って行われる信用取引で、一般信用取引は、証券会社が独自に定めたルールのもと、お客様と合意した上で行われる信用取引です。
- SBIネオトレード証券では制度信用取引・一般信用取引の両方をお取引いただけます。
- SBIネオトレード証券の一般信用取引は買建てのみとなります。


【関連】追証について
制度信用取引と一般信用取引の違い
制度信用取引 | 一般信用取引 | |
---|---|---|
取扱銘柄 | 取引所の規則に定められた貸借銘柄・貸借融資銘柄 | 証券会社が独自に定めた銘柄(※1) |
返済期限 | 6ヶ月以内 | 証券会社が独自に定めた期限(※2) |
買方金利 | 年率2.30% | 年率2.75% |
貸株料 | 年率1.10% | - |
逆日歩 | あり | なし |
(※)上記の表は当社の信用取引で比較しています。当社の一般信用取引では売建はできません。
(※1)SBIネオトレード証券では、制度信用取引の採用銘柄に準じた銘柄をお取引いただけます。
(※2)SBIネオトレード証券では、一般信用取引の期日は、原則無期限ですが、以下の場合は返済期日が設定されます。
- 株式分割等のコーポレートアクションがあった場合
- 貸借銘柄の選定取消しがあった場合
- 上場廃止に該当した場合
- 上場型新株予約権(ライツ・オファリング)の発行がある場合
- その他、当社の判断等で期日を繰り上げした場合
貸借銘柄・貸借融資銘柄の違い
制度信用では銘柄によって取引の制限があります。
- 貸借銘柄
- 資金、株式を証券金融会社から調達できる銘柄(「買い」「売り」どちらでも取引がはじめられます)
- 貸借融資銘柄
- 資金のみ証券金融会社から調達できる銘柄(「買い」からのみ取引がはじめられます)
信用取引の仕組み
現物取引の場合、取引する際は「買い」か「売り」のいずれかですが、信用取引を利用して取引を始めることを「新規建(しんきだて)」と言い、「買い」からスタートする場合を「買建(かいだて)」、「売り」からスタートする場合を「売建(うりだて)」と表現します。
また信用取引で保有している株式のことを「建玉(たてぎょく)」と言います。 建玉を手仕舞う(無くす)場合、「返済」を行います。 買いの建玉を保有している場合は「返済売り」、 売りの建玉を保有している場合は「返済買い」を行います。

信用取引のメリット
1. 手持ちの資金以上の取引が可能!

買いたい株があるけど、株価が高くて取引できない・・・

株価が高くて現金を用意するのが難しい株式も、 信用取引を利用すれば取引ができます。

2. 一日に何度も取引ができる!

値動きにくせがある銘柄で一日に繰り返し売買をしたい・・・

信用取引であれば同じ資金で繰り返し取引することができます。
大量の資金を用意しなくても、収益を狙うチャンスを増やすことができます。

3. 下落相場でも利益が狙える!

全体的に株価が下がってるから、今日は取引できないな~

現物取引の場合、「安く買ったものを高く売る」が基本ですが、信用取引では「売り」から始めることができます。
株価が下がってきたところで安く買い戻せば、差額が利益となります。

ポイント
- 信用取引は証券会社に現金や株式を差し入れ(委託保証金)て、担保金以上の取引ができる
- 信用取引は制度信用取引と一般信用取引がある
- 制度信用取引は返済期限が6ヶ月に決められている
- 信用取引は「売り」からも取引が始められる(貸借銘柄のみ)
- 信用取引は差し入れた資金の約3.3倍の取引ができる
- 信用取引は1日に同じ資金で同じ銘柄を何度も売買できる