空売り(カラウリ)とは

ウリ坊の空売り指南

1 空売りとは保有していない株式を信用取引で売り建てること
2 空売りし、下落したら買い戻すことで収益となる。逆に上昇したら損失が発生する
3 逆日歩(ぎゃくひぶ)に注意
1 空売りとは保有していない株式を信用取引で売り建てること
2 空売りし、下落したら買い戻すことで収益となる。逆に上昇したら損失が発生する
3 逆日歩(ぎゃくひぶ)に注意
5分で分かるネオトレ動画:カラ売り
この動画で学べること
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空売りの仕組み
空売りの注意点
NEOTRADE Wでの取引方法

空売りとは

memo

保有していない株式を、下落すると予想して信用取引で売り建てることを言います。まず、株式を借りてきて売却し、その後買い戻して株式を返却し、その差額からの収益を狙います。狙い通り株価が下落すれば、先に高く売って後から安く買い戻すことになるので収益が得られます。一方、予想に反して空売りした株が上昇した場合は、安く売って高く買い戻すことになり、損失が生じます。個人投資家にとって空売りは現物取引では不可能な取引で、株価が下落するという相場観からも収益を生み出すことができる信用取引ならではの手法といえます。

投資家

「世の中暗いニュースばかりで憂鬱だなぁ。せっかく株デビューしたのに、どの株も上がる気が全然しないよ。こっちの会社は円高で為替差損だし、あっちの会社は〇〇関税で輸出大幅減、そっちは△△国が大不況で工場閉鎖だってさ。八方ふさがりじゃないか! 何故だ!?」

ウリ坊

「坊やだからさ、ブヒ」

投資家

「なんかどこかで聞いたようなセリフ…」

ウリ坊

「下がると思うならカラウリのチャンスだ、ブヒ」

投資家

「そもそも株買っていないから、売るものないよ。て、イノシシの坊やじゃないか?子供はウリ坊って呼ぶのかな」

ウリ坊

「売りといえばウリ坊だ、ブヒ。株を持っていなくても信用取引なら証券会社が借りてきてくれるからそれを売ることができるんだよ。持っていないものを売るから空売り(カラウリ)って言うのさ、ブヒ」

空売り(カラウリ)の手順

手順1 下がりそうな株を信用取引で売る

不調工業(仮の銘柄名)に業績下方修正の観測記事が出て株価が下げ始めた。赤い点線のように株価は今後も下げると考えて、100株空売り(信用取引で売り建て)した。
不調工業
投資家

「でも、どうやって返すの?」

ウリ坊

「借りたら返すのはウリ坊でも知っている常識だ、ブヒ。空売りしている状態を信用取引では売り建てっていうんだブヒ。売った分を買って返済することを買い戻しっていうのさ。先に売って後で買えば、帳尻は合うんだブヒ」

空売りした株を買い戻す(決済取引)

予想通り不調工業株は大きく下落した。下げ止まり感が出てきたので、②で売り建てていた100株を買い戻した(決済取引)。この信用取引で、高く売って安く買い戻すことができ、貸株料他の経費を払っても十分な利益になった
不調工業
投資家

「それは、いいなあ。タダで株貸してくれるの?」

ウリ坊

「んなわけない、ブヒ。きっちり年利で1.1%払ってもらうブヒ」

投資家

「それだと、大したコストじゃないな。下がりそうな銘柄が分かれば儲かるかもってか。いい話聞いた! いろんなところにチャンスはあるんだな」

ウリ坊

「猪突猛進はだめだ、ブヒ。予想に反して空売りした株が上がると損するブヒ。逆に、みんなが空売りすると証券会社に株を貸してくれる日証金の株がなくなって、逆日歩(ぎゃくひぶ)っていうコストがかかってくることがあるから気を付けるブヒ」

ウリ坊

「大事なのでついでに教えてあげるブヒ。売り建てていた期間分の貸株料と場合によっては他の管理費(詳細はこちら)がかかることがあるブヒ」

投資家

「お、いろいろ注意点があるんだね。分かったよ」

ウリ坊

「いい話もあるブヒ。ネオトレだと信用取引手数料はだれでもいつでも無料だから、とっても便利だブヒ」

投資家

「よし、ピンチはチャンスだ。早速空売り銘柄を探してみるぞ」

注意事項

  • つなぎ売りで予想に反して株価が上昇した場合、現物株のポジションの含み益は増えますが、信用取引の売り建ては損失となります。この状態で信用取引の反対売買を行うと損失分+諸経費の支払いが必要になります。なお、保有する現物株を引き渡して決済した場合(現渡し)には(売建値×株数)から諸経費を差引いた現金を受取ります。
  • 信用取引をはじめるには、信用取引口座の開設が必要です。NEOTRADE Wの「信用取引」タブから信用取引口座の申込みを行ってください。
  • 制度信用取引で売建てた場合、借りる株に対して貸株料が発生します。金利と同様に日数に応じて発生しますが、金利と異なり市況状況によっては逆日歩(品貸料)と呼ばれる費用が追加で発生する場合があります。また、配当金がある場合、配当落調整金を支払う必要があります。
  • すべての銘柄で信用取引の売建てができるわけではありません。

国内株式信用取引のお取引に関するリスク及び手数料等について

信用取引は委託保証金の約3倍までのお取引ができるため、株価等の変動により委託保証金の額を上回る損失が生じるおそれがあります。

信用取引の取引手数料は無料ですが、買方金利、貸株料、品貸料(逆日歩)、信用取引管理料、信用取引名義書換料等の諸経費が必要です。

また、信用取引の委託保証金は売買代金の30%以上かつ30万円以上の額が必要です。

実際のお取引に際しては、契約締結前交付書面および当社ホームページ等をよくお読みになり、お取引の仕組み、ルール等を十分ご理解の上、お客様ご自身の判断と責任において行っていただきますようお願いいたします。

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