逆指値M(ぎゃくさしねエム)注文
買い注文の場合は、現在値以下の価格 を逆指値条件(発動条件)として設定し、逆指値条件に価格が到達した時点で「成行」または「指値」注文を発注します。
売り注文の場合は、現在値以上の価格 を逆指値条件として設定し、逆指値条件に価格が到達した時点で「成行」または「指値」注文を発注します。
指値注文と似ていますが、逆指値M注文は発動されるまで取引所に発注されない点が異なります。他の投資家に注文を知られないことにより、取引が少ない(流動性が低い)銘柄でより良い価格で売買できたり、注文を小出しにして取引価格への影響を抑えたりすることが期待できます。また、逆指値条件を満たして発注される注文に「成行注文」を選択すれば、その時点の他の投資家の指値注文に比べて、約定する確率を高めることもできます。一方、指値注文と異なり、逆指値条件とした価格での取引成立後に取引所に注文が送られるので、その後の値動き次第では取引機会を逃してしまう可能性もあります。
※逆指値MはNEOTRADE W(PC Web版)及びカブ板®・ネオトレAPIで使用している名称です。
NEOTRADER(PCダウンロード版、スマホ版)では、逆指値S注文と逆指値M注文を合わせて「逆指値注文」としていますが、逆指値条件において、買いの場合は「以下」、売りの場合は「以上」を選択することで逆指値M注文と同様になります。
【現物取引】買付注文、【信用取引】新規買建注文、【信用取引】売建玉の返済買注文の場合
現在の最良買気配値より低い価格を指定します
【現物取引】売却注文、【信用取引】新規売建注文、【信用取引】買建玉の返済売注文の場合
現在の最良売気配値より高い価格を指定します

注意事項
- 逆指値条件到達後の執行条件は「成行」「指値」からご選択いただけますが、価格変動の大きな銘柄や出来高の少ない銘柄で「成行」をご選択いただいた場合、予想以上に高い(安い)価格で約定することがあります。
- 逆指値条件の設定価格によっては、意図しない注文が発注される場合がございます(例:買いの場合に現在の価格以上の価格を逆指値条件に指定、売りの場合に現在の価格以下の価格を逆指値条件に指定する等)。
- NEOTRADER(PCダウンロード版)の発注板または発注板ALL画面から逆指値注文を発注される場合、逆指値条件の「以上、以下」の判定基準は発注時間によって異なります。詳細についてはFAQをご参照ください。
よくあるご質問 - 逆指値注文において、取引所などの規制が発表される前に発注した注文(期間指定注文含む)は逆指値価格に到達した時点で注文が「失効」になります。また、権利確定日発生前に権利付き最終日を跨ぐ注文を期間指定注文で発注されていても、権利付き最終日以前に逆指値価格に到達した時点で注文が『失効』になりますので、ご注意ください。