パーシャル・スピンオフとは?(PSO、Partial Spin-off)
企業が自社の一部門や子会社を切り離して独立させる「スピンオフ」の一形態で、切り離した会社(元子会社)の株式を親会社が一部残したまま、残りの株式を親会社の株主に分配する手法を指します。
通常のスピンオフは、親会社が子会社株式をすべて手放す「完全分離」が前提ですが、パーシャル・スピンオフでは親会社が子会社の株式を一部引き続き保有します。
パーシャル・スピンオフを実施する目的・メリット
- 事業を分離することにより、企業経営の目的が明確化される
- 事業が分離されることにより、事業価値が明確になる
- 資本関係を残すことにより、分離元のブランドやノウハウ、知的財産権等を継続して活用できる
- パーシャルスピンオフ税制の適用により株式分配に係る譲渡損益やみなし配当を非課税扱いにできる
パーシャル・スピンオフとスピンオフとの違い
パーシャル・スピンオフ | スピンオフ | |
---|---|---|
親会社の持ち株比率 | 一部保有 | 完全に手放す |
独立性 | 一部資本関係を維持 | 完全独立 |
主な目的 | 段階的分離、関係維持しつつ独立 | 事業の完全分離・独立 |
株主への株式交付 | 一部株式を交付、親会社も一部保有 | 全株式を交付 |
実施予定
銘柄名: ソニーグループ(6758)
実施形態:パーシャル・スピンオフ
権利付最終日:2025年9月26日(金)
信用建玉の継続保有:不可※
※当社で信用取引(制度信用・一般信用)の建玉を保有されている場合、継続保有ができないため返済期日が設定され強制決済の対象となります。
お客様ご自身で決済いただけるのは、強制決済日前営業日の大引けまでとなりますのでご注意ください。
金融事業のパーシャル・スピンオフについて(詳細のスケジュールはこちらをご覧ください)【SONY企業サイト】
金融事業のパーシャル・スピンオフに関する説明資料(5/14更新)【SONY企業サイト】
金融事業のパーシャル・スピンオフに関するQ&A(5/14更新)【SONY企業サイト】
金融事業のパーシャル・スピンオフに関するご案内(個人株主、投資家の皆様へのご案内)(5/14更新)【SONY企業サイト】