株ってどういうもの?
株とは、株式会社が資金を調達するために発行する株券のことを指します。株券を購入し株主となることで、企業の経営に参画することができる為、企業のオーナーの一人になることができます。また、株主には企業の収益に応じて配当金が分配されたり、株主優待と呼ばれる特典を得ることができます。
株はどこで買える?
一般的な意味で使われる株は、証券会社を通じて売買することができます。株は大きく分けて、金融商品取引所(東京証券取引所等)で取引ができる「上場株式」と、金融商品取引所で取引ができない「未公開株式」とがあり、ネット証券等で取引できる株は「上場株式」になります。
「上場株式」は、金融商品取引所が定めた一定の基準(企業の規模等)を満たし、所定の手続きを経て証券会社を通じて自由に売買できるようになった株式のことを指し、「未公開株式」は、金融商品取引所で取引ができず、個人・企業の相対取引のみが可能な株式のことを指します。
上場ってどういう意味?
「上場株式」は、上場している取引所や、取引所の中で区分される市場によって、会社の規模や株式の流通量が異なります。「東京証券取引所」では「プライム市場」「スタンダード市場」「グロース市場」に区分されます。「プライム市場」「スタンダード市場」では、時価総額や株主数、利益の額などの上場に必要な基準が高く設定されており、特に「プライム市場」に上場できる企業は基準が他の市場に比べて格段に高く、上場できる企業が限られるため企業のステップアップの一つの指標となっています。
なお、東京証券取引所以外にも名古屋証券取引所、福岡証券取引所、札幌証券取引所にも株式の上場市場がありますが、証券会社によって、売買ができる取引所が異なります(大阪取引所の株式市場は、2013年1月に東京証券取引所に統合されております)。
ポイント
- 株主は企業のオーナーになるということである
- 株主になると、配当金や株主優待を受取ることができる
- 株は証券会社で購入できる
- 証券会社で購入できる株は「上場株式」である
- 上場企業は、証券取引所や市場によって異なる