政府や規制緩和に着目した投資 ~業種別ETF~
特定の業種に影響のあるイベントの際に、業種別ETFを活用
政策や規制緩和に着目した投資活用例
特定の業種に対してメリットがもたらされると考えられる政策や規制緩和が行われた場合、そのメリットを享受する業種のETFを利用することで、個別銘柄の値下がりリスクを抑えながら特定業種への投資が行えます。
| 政策 | 対応例 | 
|---|---|
| 国土強靭化 | 建設・資材に関するETFを活用 | 
| 医療分野の規制緩和 | 医療品に関するETFを活用 | 
| エコカー補助金 | 自動車・輸送機に関するETFを活用 | 
(参考)東京オリンピック決定後の業種別指数の動き
東京オリンピック開催に伴い開発需要や不動産価格の上昇、海外からの観光客増加期待などから、関連業種の指数が大きく上昇しています。
| 東京オリンピック開催決定翌日(2015年9月9日)の業種別指数騰落率 | |
|---|---|
| 業種名 | 指数騰落率 | 
| 不動産 | 5.3% | 
| 建設・資材 | 3.9% | 
| 鉄鋼・非鉄 | 3.5% | 
| 運輸・物流 | 3.3% | 
| 小売 | 2.7% | 
| 金融(銀行除く) | 2.4% | 
| 機械 | 2.2% | 
| 銀行 | 2.2% | 
| 情報通信・サービス・その他 | 2.0% | 
高配当ETFに投資
高配当ETFでは、今期の予想配当利回りが高い日本株に投資を行います。
 個別株の値下がりリスクは回避しつつ、高配当株への分散投資を実現できるほか、投資にかかる最低金額も低いので初心者の方でも始め易いETFです。
 また、REITや外国債券も高い利回りが得られるETFとして注目されております。
東証上場ETFの確定配当利回り

| 高配当株 ETF  | 
                    対象 | 予想配当利回りの高い日本株 | 
|---|---|---|
| 分配金の特徴 | 今期予想配当利回りの高い日本株に投資し、市場平均以上の利回りの獲得を目指す。 | |
| 銘柄コード | 1577、1698 | |
| REIT ETF  | 
                    対象 | REIT(不動産投資信託) | 
| 分配金の特徴 | REITは、主に不動産の売買・賃貸で資産運用を行っており、長期の安定した収益が見込み易い事業のため、分配金も比較的安定的。 | |
| 銘柄コード | 東証REIT:1343、1345、1598、1597 豪州REIT:1555 米国REIT:1590  | 
                  |
| 外国債券 ETF  | 
                    対象 | 外国債券 | 
| 分配金の特徴 | 債券からの安定した利回りが得られる一方で、利払いは外貨建てで行われるため、為替水準によって、円貨に換算した時の受取額が異なる。 | |
| 銘柄コード | 先進国債:1677、1361、1363 新興国債:1362、1566  |