OCO(オーシーオー)注文
2つの注文(指値注文と逆指値S注文を同時に発注する注文です。OCOとは「One Cancels the Other(一方の取引が成立したら、もう一方の残っている注文を取り消す)」の略で、片方の注文が約定するともう片方が自動的に無効になります。具体的には、指値注文が約定すると逆指値注文が取り消されます。一方、逆指値条件に価格が到達した場合は、発注済みの注文が自動的に逆指値S注文の内容に訂正されます。
「今より安い価格で買いたいけれども、大きく上げるようであれば流れに乗って高い価格でも買いたい」(買い指値注文と買い逆指値S注文を同時に発注)、「今より高い価格で売りたいけれども、大きく下がるようであればその水準で手仕舞いたい」(利益確定の売り指値注文と損切りの売り逆指値S注文を同時に発注)といったケースで利用されます。
特に、複数の銘柄を同時にトレードして値動きを追う手間を省きたい場合や日中に相場を確認できない時などに活用いただける発注方法です。
注文例1(指値条件に達した場合)

注文例2(逆指値条件に達した場合)

注意事項
- OCO価格の設定が現在値を挟んでいない状態で発注されますと、瞬時に約定されてしまう可能性がございます。
- 逆指値条件価格(トリガー価格)について
・制限値幅以上(以下)の価格も設定できますが、トリガー到達後の「指値」の発注価格が当日ストップ高(安)を超えていた場合には、注文が失効となります。
・少数点第一位まで設定できますが、トリガー到達後の「指値」の発注価格が取引所の定める呼値に準じていない場合には、注文が失効となります。